友人を金属バットで殴り殺害した罪に問われた男に検察が懲役9年を求刑 静岡地裁沼津支部
検察審査会の議決後、一転、殺人罪で起訴された男の裁判員裁判が静岡地裁沼津支部であり、検察側は被告の男に懲役9年を求刑しました。
被告の男(40)は2021年5月、静岡県富士市の自宅で、友人の男性(当時37)を金属バットで殴り殺害した罪に問われています。
午前開かれた裁判で検察側は男が覚醒剤の影響で心神耗弱だったとしつつも「目の前のことを正しく認識できていて殺害は被告の暴力的性格によるものだ」と指摘しました。その上で「犯行態様は残忍で動機は短絡的」などと男に懲役9年を求刑しました。
一方、弁護側は男が「妄想に支配されていて心神喪失だった」と意見を述べました。