【リニア工事問題】静岡県と大井川流域市町の話し合いに静岡市も加える方針を示す 鈴木康友知事
リニア問題を巡る静岡県と大井川流域自治体の意見交換会について、知事は今後静岡市を加えたいとする考えを示しました。
7月静岡県と大井川流域の市と町が意見交換会を開いたことを受け、静岡市の難波喬司市長は静岡市が入っていないことに疑問を呈し、今後の協議への参加を県に申し入れていました。
これについて島田市の染谷絹代市長は、定例会見で「利水者と流域とは違う」と述べ、考えの違いが浮き彫りになっていました。
9日、難波市長は染谷市長や流域自治体の市長や町長と直接話をしたことを明らかにしました。
この中で、静岡市と流域自治体の立場は違うとしながらも、大多数が参加を認める意向を示したということです。
難波市長:
「立場の違いということを染谷島田市長は強調した。静岡市は利水をやっていないから、利水8市2町と静岡市は別ですということを話している。他の首長にも聞いたら、静岡市も一緒にやったら良いのではないかという。そういう話し合いの場はバラバラにやるのではなくて、(流域の)全体としては、一緒にやった方が良いのではないかという声が非常に強いと思っています」
これに対し、鈴木知事は9日午後の会見で、静岡市を加えて意見交換を開催する方向で準備したい考えを示しました。
鈴木知事:
「静岡市はそういう形でほかの市長に確認をした上で、入っていただくのが良いと思う。必要に応じて開催をしていくことになろうかと思う」