静岡大との統合・再編「実現したい」 浜医大の渡辺裕司新学長「中身の議論は深まっていない」

浜松医科大学の渡辺裕司新学長が就任会見を開き、静岡大学との統合・再編について「実現していきたい」と意気込みを語りました。
4月1日に浜松医科大学の学長に就任したのは、臨床薬理学の教授だった渡辺裕司氏です。
浜松医科大学 渡辺新学長:「これまで浜松医科大学が築いた伝統・良さ・信頼というものを受け継ぎ、さらに発展させる形にしていきたい」
会見で渡辺氏は、浜松発の医薬品や医療機器、技術などで医療に貢献したいとして、臨床研究に力を入れる方針を示しました。
また、静岡大学側が白紙を主張する両大学の統合・再編については、2019年に合意した「1法人2大学案」を引き続き推進する意向を示しました。
渡辺裕司新学長:「中身についての議論は深まっていないと思っている。変わることなくこの法人統合・大学再編(静岡大学に)説明して実現をしていきたいと思う」
渡辺学長の任期は2031年3月までの6年間です。