【静大・浜医大統合再編問題】鈴木知事が静岡大学日詰学長の「再編リセット」発言に苦言
静岡大学と浜松医科大学と統合・再編案について、静大の日詰学長が事実上白紙としたことを受け、鈴木知事が苦言を呈しました。
鈴木知事:
「浜松医大に対して何の相談もなく勝手に白紙撤回するというのはね、大変信義にもとることだと思うし、当初の機関決定に沿って事を進めていただきたいと思っている」
静岡大学と浜松医科大学の統合・再編を巡っては、2019年に両大学が「1法人2大学案」で合意しました。
しかしその後、静岡大学の日詰学長が「1大学2校案」を提示。
膠着(こうちゃく)状態が続いていましたが、再選された日詰学長は10月31日、合意の内容を事実上白紙とする考えを示しました。
これに対し期成同盟会の会長を務めていた鈴木知事は、「個人としての意見」と前置きをしたうえで苦言を呈しました。
鈴木知事:
「浜松キャンパスの意向が全く無視をされているということについても私は問題だと思っているし、この間、新しい教育機関に対して非常に期待を持っていた、子どもたちの教育の機会もたくさん奪ってきた。いろんな点で私は大いに問題があると思っている」