本物のお寿司かと思ったら… 精巧に作られた「石のお寿司」 展示されているネタは49種類
親しみやすいアートを目指して石を使って作り上げたのは、思わず食べてしまいそうなお寿司です。
●堀優奈アナウンサー:
「つやのある牡蠣に、ぷりぷりの甘えび、このお寿司実は石でできているんです」
まるで本物のように精巧に作られた「石のお寿司」。展示されているネタは49種類です。石本来の色を生かし、一切着色をしていません。
制作したのは彫刻作家で寿司職人の濱平茉莉さん。赤地に黒の雲母模様がある赤御影石がマグロに見えたことがきっかけで「石のお寿司」づくりに取り組むようになったといいます
作品を見た来場者は…
●富士宮市から親子:
「言われなければ石でできてるってわからないくらい。すごい完成度が高くて驚きです。」
Q.どのお寿司がすきですか
「イカ」
●沼津市から(10歳):
「いやまじですごいですね」
Q.どんなところがすごいですか?
「こんなリアルに石で再現できるなんてすごいと思いました」
●栃木県から親子:
「お腹すいちゃいましたね。びっくりしました。こんなに石で食欲わくと思わなかったんで(笑)」
アートに親しんでもらうため、展示室を作者の濱平さんにちなんで「濱寿司」と名付けました。

●堀アナウンサー:
「入り口にはのれんが、そしてその先にはお寿司のネタが書かれていて、その下には本物そっくりのお寿司が並べられています。さらにメニュー表まであるんです。」
材料は、彫刻制作後の端材や近所の川で探し出したもので、「大トロ」は納得のいく花崗岩の発見に1年かかりました
「芽ネギ」は川で拾った石を削って緑色を表現したといいます。
●森井健士郎学芸員:
「石が好きな方はもちろんなんですけれども、お寿司が好きな方も、そして食べるのが好きって方もぜひ見に来てほしいなって思います。」
朽ちない自然の石を使ったお寿司のアート展は7月6日まで開催されています。
