スルガ銀行が決算を発表 2025年度の業績予想はトランプ関税による観光需要の減退や不動産市場への影響を懸念

関税の影響は、静岡県沼津市に本店を置くスルガ銀行でも懸念されています。
スルガ銀行が発表した決算によりますと、売上高を示す経常収益は株式の売却益が減少したことなどから、前の年度と比べて0.3パーセント少ない910億円。経常利益は261億円と3期連続の増益となりました。
2025年度の業績予想は経常利益、純利益ともに前年度を上回る見込みです。一方でトランプ関税による観光需要の減退や不動産市場への影響を懸念し、2025年度の新規ローンの実行見込みについては、前年度よりも低い2880億円としています。
●スルガ銀行 加藤広亮代表取締役社長:
「足元は率直に言って悪くないが、どこかそういう不透明な要因の中で1本調子に伸びていくというようなことは、想定すべきではないだろうということから、保守的な想定を置いた」