マダニが媒介する感染症に新たに1人が感染したと発表 2025年に入り静岡県内で5人目
静岡県は県内でマダニが媒介する日本紅斑熱に新たに1人が感染したと発表しました。
感染が確認されたのは、中部保健所管内の80代の男性です。
静岡県によりますと、男性は発熱や発疹、肝機能障害などの症状があり、マダニにかまれた自覚はなかったものの、大腿部に刺し口らしき傷口があったということです。
感染場所は不明で、男性は現在も入院中ですが、快方に向かっているということです。
静岡県内では2025年に入ってから日本紅斑熱の感染者はこれで5人目です。
日本紅斑熱は、マダニにかまれることで感染しますが、人から人への感染はありません。
静岡県内では、2020年以降47人の感染者が確認されていて、2人が死亡しています。
マダニは春から秋にかけて活動が盛んになることから、静岡県は野山や草むらなどに入る場合は、耳を覆う帽子や首に巻くタオルや長袖、長ズボンを着用するなど、肌の露出を少なくするよう呼びかけています。
