“地域対決”注目の選挙戦で当選…静岡・鈴木知事就任1年その評価は リニア、図書館、野球場と課題は山積

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 就任から1年を迎える静岡県の鈴木康友知事。知事選では“地域対決”が注目された中、この1年間の静岡県民の評価は。

知事訓示(2024年5月29日):「これまでの前例踏襲主義とか、役所の常識、役所の枠内の考え方にとらわれずに、どんどん新しいことにチャレンジをする」

 鈴木知事就任から28日で1年。リニア問題をめぐってはキーマンたちと矢継ぎ早に面会を重ね、水問題についても一定のめどを付けました。一方で、知事公舎の廃止・売却を打ち出し、今後は“大型事業の見直し”にも着手するとしています。

鈴木知事(26日):「厳しい財政状況の中で、費用対効果を含めて、もう一回規模や機能性も検討していかなければいけない」

 この言葉が向けられたのは、県立中央図書館の移転・新築計画。当てにしていた国からの交付金が100億円の減額となり、計画の見直しを迫られています。また、浜松市で計画されている野球場についてもコスト面で課題が残ります。浜松の新野球場は、1年前の知事選でも争点に。浜松市出身者と静岡市出身による、事実上の一騎打ちという“地域対決”でした。

浜松、静岡、沼津市民は

 あれから1年、それぞれの地域で鈴木知事への評価を聞きました。

浜松市民
Q.地域対決みたいな様相はまだある?
A.「浜松に住んでいると感じないんですけど、中部・東部の方はそう思っているだろうなとは思います」

浜松市民
A.「西部地方にちょっと偏りがあるような感じはするけど、好意的には受け止めています」

静岡市民
Q.地域差みたいなものは感じますか?
A.「あまり感じないですけどね。前の川勝さんと違って、色々と進めていく人だなっていうのは思いました」

静岡市民
A.「ちょっと今もあっち(西部)寄りじゃないですかね。知事のしゃべり方を見ると、何となく向こうの感じがしますね」

沼津市民
Q.知事が東部に何かしている印象は?
A.「あまり感じないですけど何かあります? 私は思い当たらないですかね」

沼津市民
A.「浜松っていうイメージが強いので、でも1年間私の評価としては、よくやってくださるなと思います」

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