とろけるローストビーフの誘惑 “ちょっと一息”をテーマにした癒し系カフェ 浜松市「meat&bar Tab.」
浜松市中央区元城町。緑豊かな公園の向かいにある「meat&bar Tab.(タブ)」。2019年のオープン以来、「テイク・ア・ブレイク(ちょっと一息)」をコンセプトに、地元女性客を中心に人気を集めているカフェだ。そんな店の不動の人気メニューが「ローストビーフ丼」。使用するのはオーストラリア産の牛モモ肉。じっくり低温で調理することで、しっとりジューシーな仕上がりに。55℃という絶妙な温度で火を入れ、赤身の旨みを最大限に引き出している。ごはんの上に敷き詰められたローストビーフは、見た目のインパクトも抜群。ソースには赤ワインをベースにしたオニオンしょうゆソースを使用しており、甘みとコクが肉に絡み、ごはんに‟シンデレラフィット”。仕上げに卵黄を崩せば、まろやかさととろみが加わり、味に奥行きが生まれる。

次に紹介したいのが「特製ハンバーグステーキ」。人気の高さではローストビーフ丼に劣らない。豚7:牛3の割合で配合した国産ひき肉を使い、蒸し焼きでふっくらと焼き上げている。レンコンがアクセントとして練り込まれており、ほどよい歯ごたえと香りが肉のジューシーさを引き立てる。タマネギの甘みも加わり、まさに洋食職人の技が光る逸品だ。

肉好きにとっての“裏名物”とされるのが「贅沢キーマカレー」。ハンバーグのひき肉をベースにしており、肉の旨みが濃厚。クミンやターメリック、ナツメグなど多種のスパイスを効かせたドライカレー風の仕上がりで、ごはんとの相性も申し分ない。200gものボリュームに、卵黄を添えれば、ピリッとした辛さがまろやかに中和され、最後まで飽きずに楽しめる。

意外な伏兵が「シーフードのトマトクリームリゾット」。エビ、イカ、アサリ、ムール貝といった魚介をふんだんに使用し、濃厚なトマトクリームソースと合わせた一皿。肉料理の合間に海の幸が香るこの一品は、女性を中心に人気を集めているという。トマトの酸味とクリームのコクが絶妙に絡み、食べ応えも十分だ。

「Tab.」では、食事だけでなく空間にも癒しが散りばめられている。木目調のインテリアに落ち着いた照明、開放感のある大きな窓。テーブル席はもちろん、ひとりでもくつろげるカウンター席も完備されており、まさに“休息のための場所”という言葉がぴったりだ。がっつり食べたい日にも、自分をちょっと甘やかしたい日にも寄り添ってくれる、そんな懐の深さが「Tab.」の魅力だ。浜松を訪れた際には、ぜひ立ち寄って、心と胃袋を満たしてみてはいかがだろうか。

meat&bar Tab.
浜松市中央区元城町109‐2
TEL 053‐488‐8433
営 11:00~15:00(L.O.14:00)/18:00~22:00(L.O.21:00)
休 月曜日※日曜日は不定休
Pあり