自民党改革会議が新県営野球場建設について「もはやドーム型は断念すべき」と指摘 静岡県議会一般質問

24日行われた静岡県議会の一般質問。
最大会派・自民改革会議の、河原崎聖議員が質問に立ちました。
自民改革会議 河原崎聖県議
「これは浜松の野球場の問題だけにとどまらず、『一円も無駄にしない行政』を標榜する鈴木知事の政治姿勢そのものに対する信用を大きく失墜させることにつながるのではないでしょうか」
県が浜松市に計画する新しい県営野球場。
建設費の高騰を受けて、事業費はドーム型の場合当初の370億円から450億円に増加。
さらに民間を対象にした需要調査の結果、音楽イベントの開催なども「可能性が極めて低く」、「収支面で懸念がある」とされています。
24日追及があったのは、まさに、この点について。
もはやドーム型を断念すべきとの指摘です。
自民改革会議 河原崎聖県議
「知事は、常々この事業について『民間の協力が欠かせない』と言われているわけですが、その点でも極めて厳しいと断ぜざるを得ません。この報告書を無かったことのようにして、この事業を進めることに疑念を感じざるを得ません」
厳しい財政状況にある中、「建設コスト抑制は不可欠」とする鈴木知事。
整備計画には複数の民間事業者から関心が寄せられていると説明しました。
鈴木康友知事
「物価高騰や人手不足等の社会情勢の中、民間活力を最大限取り入れ、稼働率や収益性の向上と財政負担の軽減を図ることが極めて重要であり、いかに民間投資を呼び込めるかがカギとなると考えている」
県は民間のアイディアを募りたいとしていて、7月から整備に関する意見を公募する予定です。
自民改革会議 河原崎聖県議
「どれだけ意味のあるアイデアが出てくるかなと正直疑問に感じている」」
新しい野球場計画については30日からの建設委員会でも審議される見通しです。
自民改革会議 河原崎聖県議
「これだけ民間が無理だってはっきり言っているところもあるし、(ドーム型は)県営で考えれば普通はあり得ないと」
Q.なるべく費用を抑えるべき?
「というか、県営でやることじゃない」
