戦後80年 戦争の記憶を次世代へつなぐため体験者の証言をホームページで公開へ 静岡県 #戦争の記憶

戦後80年。戦争の記憶を次世代へつなぐため体験者の証言を記録する取り組みを静岡県が始めました
加藤源一さん:
「その悲惨な状態っていうのは思い出してはいかに哀れでということをつくづく…」
静岡県は戦争体験者の話を次世代につなぐため、動画の制作を行っています。
カメラに向かって話をするのは静岡市に住む加藤源一さん、100歳です。
19歳のとき中国北東部の町ハルビンに出兵しました。
爆弾を背負ってソ連軍に飛び込む訓練をする毎日。
そして加藤さんに出撃命令が出るという日の前日、終戦が言い渡されました。
しかし、加藤さんは捕虜としてシベリアに抑留され2年間厳しい生活を送ります。
加藤源一さん:
「飢えと寒さと重労働の中で戦友が倒れていく状況。 本当に…」
静岡県は加藤さんを含めて県内に住む戦争経験者や遺族ら12人を取材し、8月ごろから順次動画を県のホームページで公開していく予定です。
加藤源一さん:
「皆さんに戦争のみじめさを聞いていただきたいなと思って。人間っていうのは殺し合いではなく話し合いしていくということが大切」