新県立中央図書館問題で静岡県の説明が不十分だとして県教委の前教育部長に閉会中も継続審議する委員会への出席を求める 静岡県議会

見直しが迫られている新県立中央図書館をめぐり、7日の静岡県議会の委員会で県の説明が不十分として、前教育部長に出席を求めることが決まりました。
6月定例会最終日の7日は、一般会計で30億円あまりの補正予算案を含む全ての議案を全会一致で可決しました。
今回の定例会では新たな県立図書館をめぐり、議員から県の見通しの甘さを指摘する声が相次ぎました。
県は塚本秀綱副知事をトップとするプロジェクトチームを立ち上げ、年内に見直しの方向性を示すとしています。
竹内良訓県議会議長
「閉会中も継続し、調査することにご異議ありませんか?(異議なし。)異議なしと認めそのように決定しました」
文教警察委員会
議決を受けて開かれた委員会では、県から国や県庁内でのやりとりの経緯を示した資料が示されました。
しかし、非公開で行われた委員協議では、この資料では説明が不十分という意見が上がり、水口秀樹前教育部長に出席を求めることが決まりました。
県議会文教警察委員会 市川秀之委員長
「委員会としては事の詳細がはっきりするまでしっかり議会側の立場で調査を続けていきたい」
委員会は7月中に再度開かれる予定で、9月議会での報告を目指しています。

自民改革会議
一連の静岡県の対応について、県議会最大会派自民改革会議は…。
自民改革会議 鈴木澄美代表
「ずさんと言っていいのかもしれないが、こういう県政運営をやっていては県民の皆さんも納得できないだろうということで原因究明をしっかりということで、県がどのような形で、この交付金の不足について気付き、どの時点で気付き、その後のフォローをどうしてきたのかが非常に重要だと思う」

ふじのくに県民クラブ
県議会第2会派の、ふじのくに県民クラブは…
ふじのくに県民クラブ 四本康久会長
「基本的にはしっかりと経緯の反省とかそれを検証し、しっかりと教訓にしていくことが必要ではないのかな。その中で前向きに民間との連携や静岡市との連携などで図書館は必要なものだから、前向きに対応していきたい」
