【高校野球】難病を乗り越えたスラッガー1回戦に登場 静岡学園 VS 沼津高専

5日土曜日に熱戦がスタートした夏の高校野球静岡大会。難病からの復活した選手が1回戦に登場しました。

 静岡学園の攻撃の柱として期待される勝俣塁登(るいと)選手。

 去年6月免疫システムが神経を攻撃し、手足に力が入らなくなる難病、ギラン・バレー症候群に襲われました。

勝俣塁登選手(3年)
「高校野球はもしかしたらできない、諦めたほうがいいって(医師に)言われて本当にショックで」

 退院後は治療を続けながら走り込みや筋トレなど、死に物狂いでリハビリに取り組みました。

 そして2024年12月半年ぶりに仲間がいるグラウンドに
帰ってきたのです。

勝俣塁登選手(3年)
「自分が(試合に)出て結果を残せれば、最終的にチームとして親含めスタッフへの恩返しになればと思う」

勝俣塁登選手(3年)
勝俣塁登選手(3年)

静岡学園VS沼津高専

 そして6日静岡学園の1回戦。

 ベンチスタートの勝俣は声を出してチームメイトを鼓舞します。

 出番が訪れたのは静学4点リードの4回。

 代打でバッターボックスへ。

 デッドボールで出塁します。

勝俣塁登選手
「結果はデッドボールだったがチームを勢いづけることはできたと思う」

 そして6対6の同点で迎えた6回。

 静学はランナー2人を出し勝ち越しのチャンス。

 ここで勝俣が4番芹澤にベンチの指示を伝え打席に送り出します。

 その2球目でした。

 打球はレフトの頭上を越す2点タイムリー。

 4番のひと振りで勝ち越しに成功した静学。

 難病を乗り越えたスラッガーの夏はまだ終わりません。

代打で…
代打で…

勝俣塁登選手

勝俣塁登選手
「次相手がどこだろうと自分たちの野球をやることが自分たちのベストだと思う。そこを次に向けて頑張りたい」

勝俣塁登選手
勝俣塁登選手