「石破おろし」強まる中で自民党が両院議員懇談会 静岡選出議員は、静岡県連は…

大敗した参院選を総括する自民党の両院議員懇談会が昼すぎから開かれました。続投に意欲を示す石破総理に対し厳しい声が相次いだ模様です。
久須美舞記者
「自民党本部前です。午後3時半から自民党の両院議員懇談会が開かれます。進退をめぐる石破総理の説明に党内の理解をどれだけ得られるかが焦点となる中、県内選出議員は何を求めるのでしょうか」
静岡県選出の自民党議員も続々と党本部に向かいました。
井林辰憲県連会長
「やはり大変厳しい結果でしたので、なぜこんな結果になってしまったのか、要因分析、反省、そして立て直し策についてしっかりと語っていただきたいと思っています。進退については何らかの言及があると思っています」
Q.石破さん、退陣か続投かで言えば、井林さんはどちら?
井林辰憲静岡県連会長
「私は石破総理が退陣というよりは自由民主党自体が野党になるべきだというふうに思っておりますので、まずは野党になるべきだ。その後、石破総裁のもとで出直すのか、また新しい総裁を選ぶのか、それはまたゆっくり決めればいいと思っています」
牧野京夫参院議員
牧野京夫参院議員
「今度の参議院選挙の大敗の責任をどう捉えるのかというのを伺いたいというか、聞きたいと思っています。党内を分裂するような話になってはいけないと思いますけれども、しかし、ここで再生するには、一度責任をとった方が私は今後、新しくまた自民党が復活できる場、道が作れると思っております」

若林洋平参院議員
若林洋平参院議員
「基本的には、私はやはり退陣を求めている立場ではあるので、そこはけじめをつけるっていうことが大事なのかなと思っています」
Q両院議員総会の開催を求める署名にも署名をなさったと聞いています。その思いというのは?
若林洋平参院議員
「(懇談会が)ただのガス抜きじゃないかっていうことになってしまっては、これは意味がないと思いますので。/今日の段階で希望するようなことでなければ、これは当然のことながら、多くの先生方から総会を開くべきだという話にはなると思います」

自民党静岡県連
28日静岡県連は、党の改革再生をメインとした申し入れ書を党本部に提出する方針を固めました。
自民党静岡県連 鈴木澄美幹事長
「辞職をしていただくために何かをするんじゃなくて、まずは前向きに自民党がどう変わっていくかっていうことをお互いに共有すれば、自ずとそのまま自分がそこにいることがいいのかどうかという判断をしていただかなきゃいけないと思ってます」

井林辰憲静岡県連会長
Q会議の中では退陣を求める声が多かったんでしょうか?
井林辰憲静岡県連会長
「半分以上、かなり多いですね」
Q具体的にはどういう声?
井林辰憲静岡県連会長
「即刻辞めるべきだというのと、検証終わったらやめるということをいうべきという2つぐらいですね」
