石破総理は続投に意欲~静岡選出議員は…静岡県連は30日にも党本部に申し入れ書提出へ

退陣論に揺れる、自民党。石破総理の続投宣言に、静岡県内選出の国会議員は。静岡県連は30日にも党本部に申し入れを行う方針です。

石破総理 
「ご説明は丁寧に真摯(しんし)にしていくというほかはございません。それ以外に考えておりません。逃げずにご説明するということに尽きます」

 裏を返せば、「逃げているようには見られたくない」ということなのでしょうか。

 29日開かれた、自民党の役員会。

 議決権のある議員総会を、近日中に開く方針を決めました。

 “非主流派”が求める総裁選の前倒しなどを多数決で決められる規定はなく、どのような目的で開催されるのかは不透明です。

石破総理
「自分自身の責任については、これから今日のご意見も踏まえ、また、国民世論というものと我が党の考え方というものが一致することが大事であると思っております。そういうことも総合的に踏まえ適切に判断をいたしたいと考えております」

Q.懇談会を経て、続投方針に変わりはないでしょうか?

「ございません。それは果たすべき責任を果たしていきたいということでございます」

 28日開かれた、自民党の両院議員懇談会。

 大半が非公開で、予定の2時間を大きく超え、4時間半にも及びました。

石破総理
石破総理

自民党 井林辰憲静岡県連会長

 終了後、県内選出の議員からは…。

自民党 井林辰憲静岡県連会長
「(石破総理の話を聞いて)辞めないんだなというだけですけど、ちょっと私が地元から伺っている感覚とは違うなと思いながら話を聞いていました」

Q.会議の中では退陣を求める声が多かったんでしょうか?

「半分以上は、そうですね。半分以上、かなり多いですね」

自民党 井林辰憲静岡県連会長
自民党 井林辰憲静岡県連会長

若林洋平参院議員

自民党 若林洋平参院議員
「結果的に必達といった目標が達成できなかった。そのことによって、国民の皆さんがやはり自民党はだめだよという話になったとするならば、そういう意味での責任は私はあると思います。総理が自ら続投したいのであれば、これは公平に総理も総裁選に出てやればいいんじゃないかなと」

若林洋平参院議員
若林洋平参院議員

細野豪志衆院議員

自民党 細野豪志衆院議員
「日米合意が一応できてはいますけれども、私はやはり未完の合意だと思って。新しい総理となると、それはもう経緯も含めてかなりリセットに近くなります。その部分で、きちっとやり切りたいという思いが総理の中にはあるんだろうと思います」

Q.基本的には支える立場?

「総括を8月の月内にはやるということですので、私はまずはそれをしっかりと見守りたいと思います」

細野豪志衆院議員
細野豪志衆院議員

自民党静岡県連 鈴木澄美幹事長

 関係者によりますと、自民党静岡県連は30日にも党本部に対して、党の改革と再生に重きを置いた申し入れ書を提出する予定だということです。

自民党静岡県連 鈴木澄美幹事長
自民党静岡県連 鈴木澄美幹事長