ヤクルト富士裾野工場が3月から見学再開…コロナ禍で5年間休止 静岡・裾野市

佐々木沙羅アナウンサー:「人気商品の製造の裏側をのぞくことができる工場見学。こちらの工場でもある人気商品が製造されているんですが、どんな見学ができるんでしょうか?」

ヤクルト富士裾野工場が3月から見学再開…コロナ禍で5年間休止 静岡・裾野市

 やってきたのは裾野市にある工場。こちらで製造されている大人気商品というのが。

ヤクルト本社富士裾野工場 吉川芽生さん
佐々木アナ「こんにちは。よろしくお願いします。大きなヤクルトですね」
吉川さん「こちらは弊社で作っているYakult1000という商品のオブジェです」
佐々木アナ「きょうはその商品が実際に作られているところが見られるということなんですよね」
吉川さん「はい。ご覧いただけます」

ヤクルト富士裾野工場が3月から見学再開…コロナ禍で5年間休止 静岡・裾野市

 こちらで製造されているのは、日本を代表する乳製品“乳酸菌飲料のヤクルト”。ツアーではヤクルトの製造工程を見学することができます。この工場見学ツアー、実は…

ヤクルト本社富士裾野工場 吉川芽生さん:「コロナ禍ということもあり、2020年から休止していたが、その後工事も重なってしまって…」(見学の予約についてはヤクルト本社HPをご覧ください)

 新型コロナや工場見学の整備の影響で5年間見学を休止していましたが、今年3月から見学が再開されたんです!

参加者:「普段見られないのが見られるのが楽しみです」
参加者:「初めてなので、どんなところか全然分からないがとても楽しみです」
参加者:「工場の中で、どういう工程で作られているのか興味あるので、きょう一日勉強したい」

ヤクルト富士裾野工場が3月から見学再開…コロナ禍で5年間休止 静岡・裾野市

「乳酸菌シロタ株」名前の由来は

 気になるヤクルトの製造工程…いよいよ、工場見学スタートです!

佐々木アナ:「すごくワクワクしています。ここでYakult1000をいただけるんですね」

 2022年に「日経トレンディ」の年間ヒット商品1位にも選ばれた「Yakult1000」。そんな大ヒット商品のYakult1000を飲みながら、会社の歴史や製品について学んでいきます。

 映像やクイズを通してヤクルトの知識を深めるのですが、ここでクエスチョン! ヤクルトに関連してよく耳にする「乳酸菌シロタ株」。この名前の由来はなんでしょう!?

 正解は「発見者の名前」。シロタ株の発見者は代田稔さんなんです。それでは、待ちに待った製造工程の見学へ。

ヤクルト富士裾野工場が3月から見学再開…コロナ禍で5年間休止 静岡・裾野市

佐々木アナ:「すごい迫力がありますね。タンクがたくさん並んでいますけど…」

 まず目に入って来たのはずらりと並んだ巨大なタンク。この中では…

ヤクルト本社富士裾野工場 吉川芽生さん:「こちらの中に液状のミルクと種菌と呼ばれる乳酸菌シロタ株の素を入れてタンクの中で培養を行っている」

 タンクに入っているのはヤクルトの素となる菌液。体温に近い温度を保ちながら、時間をかけて乳酸菌シロタ株を培養しています。そして隣にある、こちらの大きなタンクで味を調えることで、私たちがよく知るヤクルトの味になります。

ヤクルト本社富士裾野工場 吉川芽生さん:「(タンク1本で)容量が3万6000リットルです。こちらはタンク1本で、約70万本分のYakult1000を作ることができます」

 こちらの工場で1番大きいタンクは3万6000ℓ入り。タンク1本でYakult1000がおよそ70万本作られます。

ヤクルト富士裾野工場が3月から見学再開…コロナ禍で5年間休止 静岡・裾野市

佐々木アナ「すごい。ヤクルトがものすごい速さで流れていますね」
吉川さん「こちらの充填室の中では、充填工程と言って、容器の中にヤクルトの中身の液を詰める工程を行っています」

 こちらで見られるのは、容器に詰め、蓋をする充填工程。1秒間でおよそ10本と、驚きの速さで製造されています。

佐々木アナ:「この過程が一目で見られるのはうれしいです」

 完成したYakult1000はいくつもの検査を通過してお馴染みの7本パックに。裾野から全国各地へと出荷されていきます。

参加者:「とても楽しかったです。お土産も(あったので)家族の皆に紹介したい」
参加者:「(工場の)中を見てみて、こんな感じで作られてるんだなと思って。子どもも来たら喜ぶんじゃないかと思う。あとヤクルトもおいしかった」

佐々木アナ
佐々木アナ

 さまざまな体験ができ、お土産までついてくるボリュームたっぷりの工場見学です。

ヤクルト本社富士裾野工場 吉川芽生さん:「見学は無料となっています。現在までたくさんのお客様にご予約をいただいている。普段飲んでいるヤクルトがどのようにできているのかを間近で見ていただきたいです。