本気のアジフライを食らうべし 沼津市「仲見世食堂」

沼津仲見世商店街の一角にある「仲見世食堂」。夜は「大衆酒場たばちゃん」として賑わい、昼は働く人の胃袋を満たす食堂として親しまれている。セルフサービスでごはんとみそ汁がおかわり自由。名物は1日20食限定の「本気のアジフライ定食」。沼津といえばアジフライの街だが、ここのものはひときわ大きく、迫力満点だ。刺身でも食べられる新鮮なアジを使用し、バッター液と生パン粉をまとわせて高温でカラリと揚げる。衣はサクサク、中はふんわり。油で熱を加えることでアジの旨みが凝縮され、食べ応えと満足感にあふれる。

本気のアジフライ定食(1000円)※ランチ20食限定
本気のアジフライ定食(1000円)※ランチ20食限定

肉好きには「うまタレ焼肉定食」がおすすめ。国産豚バラと玉ねぎを自家製のタレで炒め合わせた一皿だ。タレはニンニクとショウガを効かせ、二日かけて仕込む。あえて薄切りのバラ肉を使うことでタレの絡みが良く、香りと甘辛さで白ごはんが止まらなくなる。手間はシンプルながら、奥行きのある味に仕上げられている。

うまタレ焼肉定食(900円)
うまタレ焼肉定食(900円)

人気の「熟成からあげ定食」も見逃せない。鶏モモ肉を60gと大ぶりにカットし、自家製ダレに漬け込み低温調理で味をしっかり染み込ませてから揚げる。外はカリッ、中は驚くほどジューシー。ニンニクとショウガの香りが後を引き、食欲をかき立てる。定番ながら一段上の完成度だ。

熟成からあげ定食(900円)
熟成からあげ定食(900円)

さらに魚介の街らしく「マグロ二色丼」も。赤身の切り身とネギトロを盛り合わせた丼は、脂の多い料理が続く中でさっぱりと味わえる存在。年配の客からも支持を集めており、日々のランチにちょうどいい軽やかさがある。

マグロ二色丼(900円)
マグロ二色丼(900円)

アジフライに焼肉、唐揚げ、そして海鮮まで。仲見世で元気をもらうなら、この一軒を外すわけにはいかない。

本気のアジフライを食らうべし 沼津市「仲見世食堂」

仲見世食堂(大衆酒場たばちゃん)
沼津市大手町5-7-1 
電話番号:055-960-7784
定休日: 大晦日・元日
営業時間:ランチ 平日 11:00〜14:00                              
居酒屋 月〜土 16:00〜24:00(L.O.23:00) 日 15:00〜23:00(L.O.22:00)
Pなし