空き家の外壁が崩れて道路に散乱 倒壊の危険性がある「特定空き家」に指定 市の行政指導にも改善せず 静岡・焼津市

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静岡県焼津市で空き家の外壁が崩れて前の道路に散乱し、市の撤去作業が行われました。

 窓ガラスが無くなり建物の中が丸見えに…。

 焼津市中港で少なくとも20年ほど前から空き家となっているこちらの建物のトタン外壁が、6日夜から7日朝にかけて崩れました。

 けが人はいませんでしたが、壁などが前の道路に散乱しました。

 焼津市は業者に依頼して7日朝から撤去作業を行い、周辺は一時交通規制されました。

 こちらは外壁が崩れる前に撮影された画像です。

 市によりますと、この建物は倒壊などの恐れがあるとして「特定空き家」に指定されていました。

 市が所有者に行政指導を複数回行ってきましたが、これまでに改善は見られなかったということです。

近くの職場で働く男性
「屋根瓦が落ちてきたり、窓ガラスが落ちてきたり、うちにも被害があった。歩いている方に(落下物が)接触するんじゃないかという不安はある」

 市は1週間ほど前に「外壁が崩れそうだ」という相談を受け、今週中にも緊急工事を始める予定でした。

 市は所有者に代わって建物を解体する行政代執行をするかどうかも含め、今後の対応を検討することにしています。