焼津さかなセンター焼津魚港への移転計画明らかに 施設の老朽化や空き店舗の増加などの対策で 静岡・焼津市
港町焼津を象徴する商業施設・焼津さかなセンターを巡り、施設の運営会社が焼津漁港への移転に向け、準備を進めていることがわかりました。
船引とわ記者
「午前10時前の焼津さかなセンターです。開店から1時間も経っていませんが、駐車場には県内外から来た車がずらりと並んでいます」
新鮮な魚介類や加工品が所狭しと並ぶ焼津さかなセンター。
東名高速焼津インターチェンジにほど近いこともあり、静岡県内外から多くの来場者が訪れています。
山口県からの来場者
「焼津が漁港で有名なので、そこで海産物を買ったり食べたりしたいなと思って調べてきました」
愛知県からの来場者
「年2回くらい(来る)。すごいおいしいのがあるんですよ。ネギトロ」」
年末年始の営業では1日1万人近い人出が見込まれる人気スポットですが、1985年に開業した施設は老朽化し、空き店舗の増加も課題となっています。
こうしたことから、施設を運営する焼津水産振興センターは、焼津漁港に移転してリニューアルする方針で、事業パートナーの公募を開始しました。
船引とわ記者
「焼津さかなセンター移転予定地です。ここからは静岡県のシンボルである駿河湾や富士山を眺めることができます」
移転予定地の周辺には、健康増進施設「アクアスやいづ」や、親水広場「ふぃしゅーな」があり、焼津水産振興センターはこうした施設とも連携して集客につなげたい考えです。
ただ、移転について利用者からはこんな声も…
浜松からの来場客
「年だと6回は来てるね。(移転は)やっぱりちょっと抵抗感じるなぁ。ここは便利だもんね、高速のりゃすぐだもんね」
港町・焼津を象徴する商業施設に浮上してきたリニューアル計画。
運営する焼津水産振興センターは、 2026年1月に事業者を決定し、早ければ2026年春にも整備計画を定めたいとしています。
