新しい県立中央図書館の開館時期を5年ほど遅らせる方針 9階建ての建物の設計を見直し蔵書数を200万冊から150万冊に減らす方向 静岡県
国の交付金の減額が発覚し計画を見直すことになった新しい静岡県立中央図書館の開館時期について、静岡県が5年ほど遅らせる方針を固めたことがわかりました。
国の交付金が減額され、およそ100億円の財源不足に陥った新しい県立中央図書館。
鈴木知事は計画の見直しを決めていて、塚本副知事をトップとするプロジェクトチームで6月から検討が進められています。
関係者によりますと、2028年8月以降としていた開館の時期を5年ほど遅らせる方針だということです。
静岡県はこれまで示していた9階建ての建物の設計を見直すことに加え、民間活力を呼び込むことを念頭に総事業費を抑えたい考えです。
また、蔵書可能数は当初予定していたおよそ200万冊から150万冊程度に減らし、デジタルの活用も検討しているということです。
静岡県は県議会12月定例会でこうした方向性を示すとしています。
