一度は否決 静岡・三島市役所庁舎の移転をめぐる条例案が再び市議会に提出へ

 一度否決された静岡県三島市役所庁舎の移転をめぐる条例案がもう一度、市議会に提出されることになりました。

 市役所庁舎の老朽化を受け、市は1キロほど離れた場所に新たに庁舎を建設する方針を示しています。市役所の位置は条例で定めなければならず、市は庁舎を移転させる条例案を6月定例会に提出しましたが、賛成が一票足りず否決になりました。

 議員から指摘が相次いだのは「説明不足」でした。

 市は9月下旬から4カ所で合わせて200人の市民に対し、移転する新庁舎の基本構想を説明しましたが市民は…。

●市民(男性):(9月の説明会での発言)
「反対する人は多いと思いますよ。二日町(移転先)に作ることありきで話しているもんで、そこが腹立つね」

●三島市 鈴木昭彦副市長:(9月の説明会での発言)
「南二日町(移転先)の優位性を一人でも多くの方に分かっていただくように、説明を尽くしていきたい」

 19日午前に開かれた三島市議会の議会運営委員会。そこでは市側が、条例案を26日に開会する11月定例会に再び提出することを示しました。

 一度は否決された条例案の再提出。議会の判断が注目されます。

一度は否決 静岡・三島市役所庁舎の移転をめぐる条例案が再び市議会に提出へ