【速報】自己保身で制度を乱用するな 「市長の議会解散権に歯止め」求める意見書提出へ 前市長の議会解散で揺れた静岡・伊東市議会
当時の市長の学歴詐称問題で揺れる静岡県伊東市の市議会は4日、議会運営委員会を開き、市長らによる恣意的な議会解散を防止するよう制度の整備を求める意見書案を5日の本会議に提案する方針を決めました。
伊東市では9月、当時の市長が自らの学歴詐称問題で全会一致で不信任案が可決されたにもかかわらず、議会を解散しました。
意見書では「長自身の不祥事を理由として不信任の議決を受けたにもかかわらず、大義なく議会の解散を強行する事態が相次いでおり、選挙を通して民意を問い直すための制度が形骸化している」と指摘しています。さらに、「自己保身のために制度を乱用しており、地方行政の停滞を招く」としています。
そして、「長の議会解散権に制度的な歯止めが必要」として、市長らによる恣意的な議会解散を防止する制度を整備するよう要望しています。
意見書案は5日の本会議に提出し、可決されれば14日の市長選後に国に提出する予定です。

