スズキ子会社に公正取引委員会が再発防止の勧告へ 下請け法違反の「買いたたき」行為で
公正取引委員会は自動車メーカー・スズキの子会社に下請法違反があったとして、再発防止の勧告を行う方針を固めました。
勧告を受けるのは、スズキの完全子会社で磐田市に本社を置く
「スニック」です。
関係者によりますと、去年以降部品製造を委託していた下請け業者10社に対し、量産が終了して発注が減少した300種類以上の部品の単価を、価格見直しの協議をせずに一方的に据え置いたとされています。
これはいわゆる「買いたたき」と呼ばれる下請法違反にあたる行為で、公正取引委員会が違反認定をするのは初めてです。
スニックは静岡朝日テレビの取材に対し「中小企業庁の調査を受けたことは事実だが、それ以上の回答は差し控える」としています。

