診療所の後継者不足が深刻化 静岡県内の診療所の医師の4割が65歳以上で3割以上が閉院を視野に 医師不足を指摘する質問相次ぐ 静岡県議会
各地で深刻化する医師の後継者不足。そうしたなか静岡県内の3割以上の診療所が閉院を視野に入れていることが静岡県議会で明らかにされました。
静岡県 青山秀徳健康福祉部長
「本県の診療所の医師は、約4割が65歳以上であり、将来身近な地域において、必要な医療にアクセスすることが困難となる恐れがある」
医師不足を指摘する質問が相次いだ8日の県議会で、静岡県は2024年度実施した診療所の事業継続に関する調査結果について言及しました。
回答のあった静岡県内の診療所の過半数が後継者不足の状態にあり、3割以上が閉院を視野に入れているという結果になったということです。
こうした実情を踏まえ県は、拠点となる診療所から情報通信技術を活用した遠隔医療や、ドローンを利用した医薬品配送を行うなどの体制を整える必要があるとの考えを示しました。

