初マラソン・須藤アナ完走 原監督の「とびっきり!大作戦」と受け継がれてきた『お守り』 静岡マラソン
Q.いよいよですね
須藤誠人アナウンサー:「来ましたね、当日が。この日のために色々時間かけてきたので、全てを出しますよ」
マラソン未経験の須藤アナ。静岡マラソン完走のために、およそ5カ月にわたって練習を積んできました。
これまで練習をサポートしてくれた先輩たちも応援に駆け付ける中、あの“大物監督”とも…。
須藤アナ「ちょっと不安要素として、(きのうの)睡眠時間が足りてるのか…」
原監督「関係ありません。1日ぐらい。寝ようが寝まいが関係ありませんから大丈夫です」
今回初めて静岡マラソンのゲスト解説を務めた青山学院大学の原晋監督。今年の箱根駅伝で3連覇を達成した名将に、こんな図々しいお願いを…。
須藤アナ「原監督と言えば、走るうえで『大作戦』を打ち出すのが毎年お馴染みだが、静岡マラソン初挑戦の大作戦を頂戴できませんか?」
原監督「僕はね、仕込んできましたよ。聞かれると思って仕込んできましたよ」
須藤アナ「ありがとうございます!」
原監督「夕方番組にもちなみまして、素晴らしい笑顔・素晴らしい走りということで、『とびっきり!大作戦』。とびっきり!な笑顔ととびっきり!の走りをこの静岡の地からやっていきましょうよ」
須藤アナ「ありがとうございます」
原監督「これでしょ」
原監督が名づけた「とびっきり!大作戦」で、初のフルマラソンに挑みます。出演者からの寄せ書き入りのウェアを着用し、準備万端。すると、伊地アナが…。
伊地アナ「これです」
須藤アナ「お守り?」
伊地アナ「はい。これはですね、大沼啓延さんご存じですか?」
須藤アナ「はい」
伊地アナ「大沼さんが(駿府マラソンを)走ったあと、静岡マラソンになってもいろんなアナウンサーが挑戦するようになって、大沼さんが最初にアナウンサーに渡してくれたお守りで、代々引き継いでいるもの。僕は橋本ありすさんからもらいました。これを持っていいレースをぜひやってください」
須藤アナ「ありがとうございます。いやぁ…軽いですけどすごく重たいものですね。しっかりと気持ちをいただきました」
「とびっきり!」のメインキャスターを務めた、大沼啓延さんのお守りを受け継ぎ、「覚悟」が決まりました。
須藤アナ「おっ!号砲。行ってきまーす!よいしょ(橋本アナとハイタッチ)」
橋本アナ「行ってらっしゃい!」
須藤アナ「(人の多さを見て)いや、すごいよ…」
沿道の人「あっ!!頑張ってください!!」
須藤アナ「ありがとうございま~す」
沿道の人「須藤さん頑張って!!」
須藤アナ「ありがとうございます!」
須藤アナ「沿道の声援の推進力がすごい…。声でノっちゃう、ノっちゃう。パワーがすごい。やってきたからね、走ってきたから」
伊地アナ「1kmの入りが6分20秒ぐらいだったので、少し落ち着きましょう」
須藤アナ「はい、わかりました!」
伊地アナは、須藤アナのトレーナー兼ペースメーカーとして、目標の5時間切りをサポートします。
須藤アナ&市民ランナー
ランナー「とびっきり!見ましたよぉ」
須藤アナ「ありがとうございます!」
ランナー「頑張ってください!」
須藤アナ「ありがとうございます!頑張りましょう!」
須藤アナ「なるべく、やっぱり感謝の思いを伝えたいので、声かけてくれたら返す」
天気にも恵まれ、絶好のコンディションの中、心配された膝の痛みもなく、順調にレースを進めていきます。(7km地点)
橋本ありすアナウンサー:「途中、どうしても苦しくなるポイントあると思うんですよ。だから私は自転車で先回りをして、苦しくなるそのポイントで須藤さんに声をかけられるように、きょうは応援隊として」
橋本アナは、12キロ過ぎのポイントへ。沿道に多くの人が集まる、静岡市の中心街、「本通り」です。
須藤アナの到着を待つ間、こんな出会いが…。
応援グッズを持った男性&橋本ありすアナ
男性「長田南中学校の職員がきょう3人走るので応援に来ました。長田南中教員ガンバレ」
橋本アナ「お父さんは先生?」
男性「僕、校長です」
校長「来た来た、よし!がんばれ~がんばれ~!」
橋本アナ「いましたね、久保先生」
校長「いや~いい表情で走ってましたねぇ!元気そうで、何よりです」
ランナーの数だけ、ドラマがある。これも、静岡マラソンの魅力です。
橋本アナ&栗田麻理アナ「須藤~須藤さ~ん」
須藤アナ「ここまで来たよ」
橋本アナ「いい調子!この頃を思い出して(昔の須藤アナの写真付きうちわ見せる)」
須藤アナ「懐かしい! かわいいかも~」
橋本アナ「いってらっしゃーい、元気そうだった」
栗田アナ「元気そうでした」
石田アナ「須藤アナ、ちょうど折り返し。13.6km。植田さんのリポートです」
植田アナ「今、手を振りながら本通りを折り返していきました」
静岡市の中心部を駆け抜け、安倍川沿いを進んでいくと、給水所が…。
須藤アナ:「安倍川餅欲しい…。ありがとうございます。安倍川餅。よし、まず静岡グルメ・安倍川餅ゲット。おいしい、みなぎるねぇ。うん?8の字…。8の字もある。8の字もらっとこう」
須藤アナ:「はい、18km。よっしゃぁ頑張りますよ!」
想定よりも早いペースで、折り返しに。すると、その先に…。
伊地アナ「あぁ、富士山が頑張れって言ってくれてます」
須藤アナ「見えてる、見えてる。ドンと構えてる、静岡マラソン最高!」
惚れ惚れするような、美しい富士山がランナーたちを見守ります。
須藤アナ「よし!23km過ぎた!」
「とびっきり!大作戦」にふさわしい笑顔と快走っぷりで、レースは、10キロ以上ある海岸線に突入。この“難所”で、須藤アナに異変が…。
Q.流石にきてる?
須藤アナ「きてる…」
初めてのフルマラソンで完走を目指す、須藤アナ。雄大な富士山を拝みながら、10キロ以上続く海岸線へ。25キロ過ぎには、熱々の静岡おでんや清水のモツカレーなど、充実のエイドスポットが待ち構えていますが…。
須藤アナ&橋本アナ
橋本アナ「須藤~」
須藤アナ「あら?」
橋本アナ「走れてる?」
須藤アナ「走れてる、走ってきちゃった。ここまで来ちゃった」
橋本アナ「おでんともつカレーあるけどどうする?」
須藤アナ「ちょっとね、もう止まれないかも」
スタッフ「え!?」
「静岡マラソンのエイドを全部食べて」。スタート前のあの意気込みはどこへ。エイド全制覇を突然断念したワケが…。
伊地アナ「須藤くん、断念しました。どうして断念したんですか?」
須藤アナ「止まれなくなりました。止まったらもう帰ってこられないと思って。悔しい」
笑顔を見せる余裕はあっても、じわじわと、脚に疲労がたまりはじめていました。それでも、楽しむ気持ちも忘れません。
須藤アナ
「うわー来た!待ってた!イチゴ!イチゴ下さい!イチゴが食べたい!イチゴだーいただきまーす。おいひー♡ 感じたよ静岡を! よし、来た。30kmまで走れた!こっから知らないよ、もうこっから知らないんだから、知らない距離だ」
トレーニングで走った最長距離は30キロ。ここから先は、未知の世界です。
須藤アナ
「梅ニンニクもらいます。よしゲットいただきます。おいひい」
「追分ようかんいいなぁ(食べる)」
「よっしゃ、あと9km、来た33km突破」
30キロを過ぎ、歩くランナーも増える中、黙々と走り続ける須藤アナ。ここまで3時間以上走り続け、気付けば残り8キロを切っています。
中継実況
石田和外アナ「原さん、こういうチャレンジはいかかですか?」
原監督「やっぱり自分の殻を破るチャレンジをしてほしいんですよね。陸上を通して人生の殻を破ってほしい」
Q.流石にきてる?
須藤アナ「きてる」
伊地「もうちょっと、ゆっくりいくか」
須藤アナ「……」
全身が悲鳴をあげ、笑顔も少なくなりました。それでも…、走ることはやめません。
橋本アナ「あと4kmだよ、ラストたった4km。気合い入れて」
須藤アナ「残り4km行ってきます」
須藤アナ「5カ月ね、やってきたんでね…」
伊地アナ「今4時間30分だから、5時間切れる間違いなく切れる!」
残り2キロ。最後の力を振り絞ります。
須藤アナ
「よし!行こう」
「ラスト1km、あと1kmしかない、静岡堪能できるの、あと1km」
「おし!もう来たねぇ。清水庁舎見えた」
「(泣きだす須藤アナ)42km…42km…見えた」
「ちょっと上げるかぁ!」
「(フィニッシュ)やった、走り切った、やり切った…」(伊地アナと号泣ハグ)
伊地アナ「よくやった、4時間50分台、ノーウォーク、すごいよ、有言実行だよ」
橋本アナ「今の気持ちはどうですか?」
須藤アナ「最っ高!静岡マラソン最高!」
「須藤誠人静岡マラソン完走への道」。4時間50分38秒で、初挑戦のフルマラソンを見事完走しました…!
須藤アナ「とにかく名前を呼んでくれたのがうれしくて、それでうれしすぎて、ペース上がっちゃって…。つらかったし、苦しかったし、痛かった。でもすべてが美しい静岡マラソンでした」