【リニア】建設へ大きく前進 静岡工区の年内着工なるか…片山財務大臣「知事変わり懸案解消」次は地元理解 建設促進期成同盟会
5月27日、都内で開かれた、リニア新幹線の建設促進期成同盟会。2年ぶりの出席となる静岡県の鈴木康友知事ら、沿線の知事が顔をそろえました。来賓として出席したのは、片山さつき財務大臣です。
●片山さつき 財務大臣:
「静岡県で知事が変わってから大変大きな前進があり、今や長年の懸案もほとんど解消されて進んでいることを本当にうれしく思っております」
リニア開業の“最大の懸案”となっていた静岡工区をめぐり、県とJR東海の対話終了後、初めて開かれた期成同盟会。沿線知事からも言及が相次ぎました。
●愛知県 大村秀章 知事:
「長年の懸案だった静岡工区において、着工に向けて必要な静岡県とJR東海の対話が完了し、大きな節目を迎え、いよいよ事業を前に進めるための大きな一区切りとなった」
静岡工区の着工に向けた28項目の課題について、県とJRの対話が終了。水資源の補償についても、JRが無期限で補償することが明文化され、静岡工区着工の条件は徐々に整いつつあります。
●片山さつき 財務大臣:
「静岡県で知事が変わってから大変大きな前進があり、今後は一気通貫して全体最適でより早く全体のプランが進行するんじゃないかと、まさに我が国の成長戦略・成長投資、危機管理投資、この両方の条件をフルに満たすリニア中央新幹線の推進に向けて掲げてまいりたい」
次の条件となるのが、「地元の理解」です。きのうから静岡市を皮切りに住民説明会が始まっていて、大井川流域の市と町でも、来月20日までに順次開催される予定です。
●静岡県 鈴木康友 知事:
「静岡県もいろいろと皆さんにご心配をお掛けしてまいりましたけど、流域住民の皆様に説明すると同時に様々な法的手続きを行わなければいけませんので、今それを鋭意進めているところです。こうした手続きが終了後、JR東海と静岡県の間で自然環境保全協定を、締結する状況になっており、いよいよ静岡県も大きなヤマ場を迎えている状況。」
長野県知事からは…。
●長野県 阿部守一 知事:
「静岡工区の問題を非常に進めていただいたこと、静岡県にリニアの駅はないけど、我々同志と一緒に取り組んでもらっていることに心から感謝申し上げたいと思います。」
総会では、「早期整備の実現」に向けた決議書を取りまとめたほか、「早期に開業時期を示すこと」などを要望することを決定。
沿線知事がそろって国交省を訪れ、要望を行いました。
●神奈川県 黒岩祐治知事:
「今までリニアの進行が遅れていたのは、正直申し上げて隣の静岡県の前知事の存在は非常に大きかったと思いますけど、知事が変わって、きょうの段階で期成同盟会でも話し合いが終わった。これは非常に歓迎しているところであります」
焦点となる、年内の着工判断。鈴木知事の政治判断は、いつになるのでしょうか。
●静岡県 鈴木康友知事:
「住民説明会も行われていますし、JR東海が各種法令手続をクリアするということで進めてもらっているので、それらが全部終了した時点で私の政治判断をしたいと思います」