原因不明の疾患AISの重症度に初経年齢や家族歴が関連…静岡県立大などの研究者グループが論文発表 重症化抑える治療法や予防法の開発に期待
静岡県立大学や静岡県立総合病院などに所属する研究者らのグループが、思春期特発性側弯症(AIS)の重症度に、初経年齢の遅さや家族歴などが関連していることなどを論文で発表しました。
思春期特発性側弯症(AIS)は、脊椎のねじれで体幹が変形する原因不明の疾患で、10歳以降の女性にみられ思春期人口の2~3%が発症するとされています。
今回の研究では、AIS患者およそ5900人の大規模臨床データを活用し、AISを発症した血縁者が多いほど側弯が重症になるということを初めて量的に示しました。また、初経を迎えた年齢が遅いほど側弯が重症となる可能性があることも分かりました。
研究グループによりますと、今回の研究で、重症化しやすい患者を早期に見分けることができることや重症化を抑える新たな治療法や予防法の開発につながると期待されるということです。