刺激に頼らず滋味を残す本格中華 富士宮市「李家」
富士宮浅間大社のほど近く、神田通り沿い。カフェのような佇まいで、本格中華を気軽に楽しめる店が「李家(リージャ)」だ。中国出身の店主・李新麗さんが腕を振るい、日常に寄り添う中華を提供している。
今話題の麻辣湯は、ブームの前からの人気メニューだ。豚骨スープをベースに火鍋の調味料と牛乳を加え、春雨や魚介団子、きのこ、野菜、エビを煮込む。ホアジャオのしびれと唐辛子の辛さが重なり合いながら、乳白色のスープが全体を包み込む。辛さは調整可能で、クセになると評判だ。
もちもちとした食感の麺を楽しみたいなら台湾刀削麺で決まり。自家製の豚骨スープに醤油と鶏ガラを合わせ、幅広の麺を受け止める。ニラやモヤシ、香辛料を効かせた肉味噌がアクセントとなり、辛さ控えめながら奥行きのある味に仕上がっている。
体を内側から温めたいなら、水餃子薬膳ラーメンが心強い。皮から手作りする水餃子には、豚肉、ニラ、ネギ、エビを使用。スープにはナツメとクコの実を加え、豚骨と鶏ガラのやさしい旨みに、ほのかな薬膳の香りを重ねている。
存在感のある一皿が、ラム肉の四川風水煮。火鍋の素、ニンニク、唐辛子、ネギで炒めた野菜に豚骨スープを注ぎ、ラム肉を煮込む。仕上げに熱した油を回しかけ、香りを一気に立たせる。クセの少ないラム肉は、辛味の中でも輪郭を失わない。
どの料理にも共通するのは、体を思う視点。刺激だけに頼らず、滋味を残す。そのバランスが、富士宮で支持される理由だ。
李家
富士宮市大宮町10-1
電話番号:080-4300-4888
定休日: 火曜日
営業時間:17:00〜23:00
Pあり
