「伊豆山に帰る人は26%、74%の人が戻らない」伊豆山復興まちづくり推進懇話会 静岡・熱海市


熱海市で伊豆山復興まちづくり推進懇話会の初会合が開かれました。

 懇話会は伊豆山土石流災害からの復興計画に関して、委員から意見を聞くため設置されました。

 委員には伊豆山地区の町内会長や学識経験者ら9人が選ばれ、座長の斉藤栄市長から委嘱状が渡されました。

 そして、伊豆山復興基本計画や復興まちづくり計画の概要、及び施策の進捗状況について説明があった後、意見交換が行われました。

 複数の委員から「河川・道路工事の全体像が見えてこない。情報が入ってこないから不安になる」といった意見が相次ぎました。

 また、「伊豆山に帰る人は全体の26%にとどまり、74%の人が戻らない。この復興計画が成功したのか疑問」などといった投げかけもありました。

太田かおり委員:
「お互いに歩み寄らなければ前に進めないので、お互いに協力して出来ることがもっとあるはずと思うので、まず私たちの気持ちを、現状を聞いて下さい。それを市に強く言いたいです」

斉藤栄市長:
「具体的な提案をきょう頂きましたので、これから復興が加速するよう、また皆さんが意思決定が的確に行えるよう努めてまいりたいと思います」

 次回の懇話会は来年3月に予定されています。