スプリンクラー誤作動事故の裾野市民文化センター大ホールの改修工事費を補正予算に計上 静岡・裾野市
おととし誤ってスプリンクラーが作動した事故以来、使われていなかった裾野市のホールについて、市は改修工事の設計委託費1400万円あまりを補正予算に計上しました。
裾野市 村田悠市長:
「市民文化センターの有効性、それから市民が再開を望む声が大きい、この点をもって、あの大ホールが必要だと判断をし、予算付けをしたところであります」
この事故はおととし9月、裾野市民文化センターの大ホールでスプリンクラーが突然作動し、焼津市の楽団の楽器などが水浸しになったものです。
市が設けた事故調査委員会では原因は特定されず、市と楽団との間で和解に向けた話し合いが続いています。
補正予算に盛り込まれる改修工事の実施設計委託の費用は、1437万1000円。
非常用放送設備の更新、天井落下防止装置の取り付け、舞台照明と備品の更新など、全体の費用は3億5千万円前後を見込んでいるということです。
また市は楽団との交渉の進捗状況については、公表を差し控えるとしています。