袴田巌さんに『祝福の手紙』…フランシスコ教皇死去　ひで子さん「冥福をお祈りするしかない」　浜松市

　ローマ・カトリック教会フランシスコ教皇の死去を受けて、袴田巌さんの姉ひで子さんが追悼の言葉を述べました。

袴田ひで子さん：「持ち直してくれると思ったが、残念でした」

　東京拘置所でカトリックの洗礼を受けた袴田巌さんは、フランシスコ教皇が来日した２０１９年、東京ドームで開かれたミサに招かれています。袴田さん無罪確定後の今年２月には、フランシスコ教皇の意を踏まえてつづられた祝福の手紙が届いていました。

　フランシスコ教皇が死去したことを受けて、袴田さんの姉ひで子さんが２２日、取材に応じました。

袴田ひで子さん：「カトリックの信者ですので、巌は気にかけていただきました。一人きりで独居房に入っているから、神の支え、そういうものが必要なんですよ。それこそいつ殺されるか分からん立場の場合はね。何かあると必ず声を掛けてくださるというところ、それは大変心強かった。冥福をお祈りするしかない」

　ひで子さんによりますと、巌さんは最近毎日２～３時間ドライブに出掛け、車椅子を使わず意識的に歩くように心掛けているということです。