護岸工事後に井戸枯れ…観測井戸の水位を随時報告できるシステム構築へ 工事は遅れる見込み 静岡・島田市

 静岡県島田市の神座地区で、大井川の護岸工事後に井戸が枯れるなどの影響が出ている問題で、静岡河川事務所は7日夜、住民説明会を開きました。

 住民説明会には井戸の所有者ら27人が出席しました。島田市の神座地区では、2020年から去年、大井川の護岸工事が行われました。その後、一部の井戸で水が出にくくなり、現在8カ所が仮水道で対応しているということです。

 静岡河川事務所は5カ所ある観測井戸の水位を、住民に随時報告できるシステムに切り替えるということです。10月から予定していた護岸工事は、そのシステムが整うまで行わず、来年3月末までの工期は遅れる見込みだということです。静岡河川事務所は護岸工事と井戸枯れの因果関係を早期に調査することにしています。