大規模地滑りで現地調査と意見交換会 専門家「警戒必要」 避難住民「帰れるか心配」…県職員「調査結果出るまで時間かかる」 静岡市
静岡市葵区の山間部で8月に確認された大規模な地滑りについて、有識者らによる現地調査と意見交換会が開かれました。
8月、静岡市葵区の諸子沢地区で、大規模な地滑りが確認され、その後も土砂の移動・流出が続きました。
17日は有識者らによる地滑りが発生した現場の調査が実施され、現場の状況や地質などを確認しました。午後は有識者や住民らによる意見交換会が行われました。
今泉文寿委員(静岡大学):「河道にたくさん土砂が溜まった状態のままなので、土石流のセンサーが設置されているが、引き続き警戒が必要と感じた」
参加した住民からはこんな意見も。
住民:「自分は避難している1軒のうち。帰って来れるかどうか、それが心配なんですよ」
静岡県中部農林事務所 職員:「調査結果もおそらく半年以上間違いなくかかる。もう少し(戻る)時間を決めるのに、(時間が)かかるということだけ、ご理解いただきたい」
今後は県が調査を進め、市とも情報共有をしながら応急対策について決めていくということです。