【リニア】静岡・川勝知事の「部分開通」発言について問われ 県担当者「県の公式見解」 県議会・常任委員会
リニア新幹線工事を巡り、静岡県の川勝平太知事が「部分開通が解決策となる」などと発言したことについて、県議会の常任委員会で県の見解が問われました。
蓮池章平委員(公明):「解決策が『部分開業』という認識は、県の統一見解と認識して良いのか」
14日、県議会の危機管理くらし環境委員会で質問があったのは、川勝知事の県議会でのこの発言についてです。
静岡県 川勝平太知事(12日 県議会):「開通できる状況になった部分から開通させるということが、営業実績となり解決策になると考えています」
川勝知事は12日、リニア新幹線工事を巡り、「部分開通」が解決策となるという考えを示しました。これについて問われた県の担当者は…。
県担当者:「知事自身の考えをもとに答弁をしたものであり、組織としてこれまで議論したことはない。しかしながら、議会で答弁したというものですので、これは県の公式見解であると考えている」
川勝知事は県議会で、リニア新幹線の事業認可が下りた時とは社会情勢が違うとして、「いったんとどまって、改めて考え直す必要がある」とも発言。これについては…。
県担当者:「今、工事を止めてもう一度考え直すということではなく、環境の変化を踏まえたうえで、それに対応することを考える必要があるのではないかということを言ったもの」