塩谷立衆議院議員が引退を表明 自民党の処分については悔しさを口に…
派閥の裏金問題をめぐり、自民党を離党した塩谷立議員が10日記者会見を開き、次の衆院選に出馬せず政界から引退することを正式に表明しました。
塩谷立議員:
「今季限りで議員活動を引退致します。次期選挙には出馬を致しません」
10日午後5時すぎ地元・浜松市で会見を開いた塩谷氏。
塩谷氏をめぐっては4月、座長を務めていた旧安倍派の裏金問題の責任を問われ自民党を離党。
その後は無所属で活動を続け、当初は次期選挙への出馬の意欲も述べていました。
梅田航平記者:
「午後3時半。塩谷氏の後援会関係者らが浜松市内のホテルに入りました」
会見に先立ち、自身の支援者に政界引退を直接説明した塩谷氏。
これからの地域を考えた上で後継に委ねる決断をしたということです。
塩谷立議員:
「処分については悔しい、憤りを感じている。逆風がまだまだ続いている。乗り越える環境にない」
1990年の初当選以降、当選回数10回に上り文部科学大臣や自民党の総務会長などの要職を歴任した塩谷氏。
34年に渡る政治活動に別れを告げます。