静岡市の市民文化会館 改修工事の入札がまた不調に 今後のスケジュールに遅れが出る見通し
2024年、成立しなかった静岡市の市民文化会館の改修工事の入札が、また不調に終わったことが関係者への取材で分かりました。今後のスケジュールに遅れが出る見通しです。
市民民文化会館の改修を巡っては、1度目の入札で応募がなかったことから、市は当初の総事業費から27億円を増額したおよそ151億円で改めて入札を行うとしていました。
関係者によりますとこの入札でも、市が設定した価格を下回る事業者がなく再び不調に終わったということです。物価や人件費の高騰が背景にあるとみられます。
市は、債務負担行為として、新年度の当初予算案に工事の実施設計と解体費用など、およそ3億7000万円を盛り込んでいますが着工は遅れる見通しです。
市民文化会館の全館オープンについて市は、当初、計画した2027年4月から2028年12月と8カ月遅れる見通しを示していましたが、さらに遅れる可能性が出ています。