新年度予算案に盛り込まれたJR静岡駅南口広場の再整備事業 静岡市の玄関口はどう変わるのか?
静岡市の新年度予算案に盛り込まれたJR静岡駅南口広場の再整備事業。県都の玄関口はどう変わるのでしょうか。
静岡市 難波喬司市長(静岡市役所3日):
「静岡駅の南口の駅前広場の再整備について基本計画案をつくりましたので、この内容についてご説明します。」
東海道新幹線の改札からほど近い南口の駅前広場。
供用開始から30年が経過しているほか、ロータリーが狭く、バスやタクシー、そして一般の送迎車で混雑することも少なくありません。
静岡市 難波喬司市長(2023年9月):
「駅前広場はですね。非常に混雑をしています。人に優しくないという状況にあります。」
難波市長が静岡駅南口を再整備する意向を示したのは、2023年のこと。
その後、外部の有識者による検討委員会での議論などを経て、先日「再整備基本計画案」が発表されました。
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静岡市が作成したイメージは
静岡市 難波喬司市長(3日/静岡市役所):
「こちらがバスとタクシーになります。こちらが一般車ですね。完全に分けます。ここに商業施設が建つと思います。おそらくかなり高そうな建物がここに建つというような計画になると思います。これとこれが一体になるということですね。」
静岡市が作成したイメージ動画には、今よりも広々とした空間が…。
再整備基本計画案によりますと、駅前広場の面積は現在のおよそ2倍に。
歩行者空間を確保し、周辺と往来しやすい動線とするほか、現在駐車場として利用されている駅前広場に隣接する土地に、民間の商業施設を誘致したい考えです。
また、バスやタクシー、一般車両が混在しているロータリーは公共交通機関と自家用車を分ける計画です。
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静岡市民は
大場舞桜リポート(JR静岡駅):
「現在、静岡市がパブリックコメントを募集しているJR静岡駅南口の再整備。駅の利用者の皆さんはどんな「南口」が理想なのでしょうか?」
静岡市民 30代子連れ母:
「新幹線の待ち時間に子ども達と過ごせるスペースがあると、いま全然ないのでそういうとこ欲しいですね。」
沼津市民 20代男:
「ホテルとかが多いイメージなので、何かごはん屋さんというか、 そういうのが多かったらいいかなと思います。」
静岡市民 20代男:
「時間がある時に遊びに行けるような。やっぱり北口みたいなパルコみたいな商業施設が欲しいなと 」
浜松市民 20代女性:
最近流行りのカフェとか、飲み物がちょっと可愛いかったりだとか、子どもでも使いやすいようなテーマパークのようなものがあってもいい。
静岡市民 40代:
「ああやってプラモデルのモニュメントがあるので。(別で)誰にでもわかるようなものがあれば、それを目的に見に来る人も増えてくる」
2030年代前半の供用開始を目標とする、静岡駅南口の再整備。
市は新年度予算案に再整備に向けた設計費用6350万円を盛り込んでいて、3月10日まで実施するパブリックコメントを踏まえて「基本計画」を作成する考えです。
静岡市 難波喬司市長:
「まだイメージですので、これから詳細な検討をして変えていきたいと思っています。」
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