新アリーナ開業する2030年までに20億円の寄付金を集める方針明らかに 静岡市

東静岡地区に計画する新アリーナ構想で、静岡市は2030年の開業までに20億円の寄付金を集めたい考えを示しました。
静岡市は新年度当初予算案に建設費300億円の債務負担行為を設定し、2月補正予算案には寄付金を受け入れる体制を整備する費用を計上しました。
25日の静岡市議会の総務委員会では、このアリーナ事業について審査が行われ、事業費300億円について質問が相次ぎました。
自民党静岡市議団 島直也議員:
「資材人件費が高騰している中で、新築のアリーナ事業が300億円で収まるのかという心配をしている」
市は「整備費が高くなることは想定している」とした上で、去年2月に開業した広島サッカースタジアムの建設時の寄付金はおよそ77億円で、大口の寄付を除いた額は27億円だったと説明。
市はこの27億円を目安に開業予定の2030年までの5年間で、およそ20億円の寄付金を集め、市の負担をできる限り減らしたい考えを示しました。