県営野球場の需要調査 鈴木康友知事は改めて「公表すべきだった」との考えを示す

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浜松市に建設が計画されている県営野球場の需要調査について鈴木知事は改めて「公表すべきだった」との考えを示しました。

鈴木康友知事:
「公表はすべきだと思うが、あまり数字が独り歩きしないように発表する必要はあった」

 浜松市に建設が計画されている県営野球場に関し、2024年3月にまとまった需要調査の全文が公表されなかった問題。

 基本計画では3つの案が提示されていますが、調査ではドーム型球場の建設費が当初の370億円から大きく上回る450億円と試算されていました。

 静岡県はあくまで基本計画を策定するための調査だったとしていて、計画には「音楽興行のニーズはほとんど見込めない」など、調査結果の一部を抜粋する形で反映。

 ただ上振れした試算は反映されず、鈴木知事は改めて「公表すべきだった」という見解を示しました。

鈴木康友知事:
「アリーナだけとかドーム型球場だけであれば、多分事業としては成り立たないと思う。今ある3つのベースの中でそれを基にどうバージョンアップしていけるかという議論になるんじゃないかなと」

 この県の対応について意見を求められた静岡市の難波喬司市長は、内部の事情がわからないとした上で、次のように答えました。

静岡市・難波喬司市長:
「公募の中でいろんな影響が出るので公表しないということがあるので公表しないときは理由を明らかにして公表しないというのが大事。基本は公開だがある条件のもとに公開はしないこともあり得る」