建設候補地が津波浸水区域 静岡・伊東市の認定こども園設置問題 協議会は継続審議に

YouTube Video 建設候補地が津波浸水区域 静岡・伊東市の認定こども園設置問題 協議会は継続審議に
動画を再生

 静岡県伊東市の認定こども園建設の候補地をめぐり、反対の声が挙がる中、答申案を出さず、継続審議することとなりました。

 伊東市幼児施設連絡調整協議会では、宇佐美地区の保育園と幼稚園を統合し認定こども園の設置について、これまで3回審議を行い、25日、答申案をまとめる予定でした。

 しかし、こども園建設候補地が津波浸水区域にあり、安全面を不安視するなど4400筆を超える反対署名や説明会の開催を求める要望書などが相次いだことから、協議会は2026年度も継続審議することにしました。

 中間答申では耐震性を満たしていない宇佐美保育園については、耐震性のない園舎での保育を直ちに中止し、仮移転を含め、2025年度において早急な対応を図ること。建設予定地については津波避難シミュレーションなどの審議が必要で、市は防災の専門家の知見を活用しながら再検討し、他の設置場所も引き続き検討することとしました。

 中間答申は28日に小野達也市長に提出される予定です。