繁華街に立つ倒壊の危険がある空き家 窓ガラスが外れ木の柱も腐食している店舗兼住宅を行政執行で解体へ 浜松市中央区 

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浜松市の繁華街に立つ倒壊の危険がある空き家。15日から市による行政代執行で解体作業が始まりました。

和田佳代子記者:
「浜松市の飲食店が立ち並ぶ繁華街の一角にあるこちらの空き家ですが、上からの落下物の注意を呼びかける看板が設置されています。窓ガラスが外れ、木の柱も腐食しています」
 行政代執行で解体に向けた作業が始まったのは、店舗兼住宅だった木造2階建ての空き家です。

 近隣住民によると、元々喫茶店と寿司店があったと言います。

近隣の住民:
「空き家になって30年以上は経っていると思うが、地震とか災害があった時に崩れる可能性もあるので、ここ結構車や通行も多いので、どなたかけがされても困るので、早く片付けば良いなとは思っていた」

 長年にわたって問題となっていたこの空き家。

 心配事は崩壊の危険だけではありませんでした。

浜松商店界連盟 御園井智三郎会長:
「ねこ、はと、からすの巣になっていたといっても過言ではない。異臭もするし」

 浜松市によりますと2017年3月に通報を受け、空き家対策特別措置法に基づき所有者に建物の撤去を求めましたが、期限までに対応されず、行政代執行に踏み切りました。

 15日は室内から廃棄物などが撤去されています。

和田佳代子記者:
「家の中に残っている食器や家電などの廃棄物を 業者が仕分けゴミの分別処理をしています」

 浜松市内での行政代執行による空き家の解体工事は3例目ということです。

 ようやく始まった工事に近隣住民は・・・。

浜松商店界連盟御 園井智三郎会長:
「やっと着手された一息ついている」

近隣の住民:
「安心ですよね」

 解体作業は6月中旬まで行われ、市は費用を所有者に請求するということです。

浜松商店界連盟 御園井智三郎会長
浜松商店界連盟 御園井智三郎会長