恒例の「桜えび祭り」に早朝から大行列 駿河湾の宝石を求め多くの人が 静岡市清水区

恒例の「桜えび祭り」がきのう由比漁港で開かれました。
早朝から大行列。みなさんのお目当ては?
嶋田光希アナウンサー
「静岡市清水区の由比漁港に来ています。コチラでは”由比桜えびまつり“が開催されていまして、もう桜えびのかき揚げのいい香りに包まれる会場、大勢の人で賑わっています。」
「8日開催された”由比桜えびまつり”。
“駿河湾の宝石”を求め多くの人が集まりました。
静岡市 難波喬司市長
「(桜えび)これは日本の宝の宝って言っていますからこれも日本・世界の宝物ですから」
かき揚げ売り場では
「午前8時ごろ」
嶋田光希アナウンサー
「午前8時です。桜えびのかき揚げの販売がスタートしました。先頭に並ばれていた方にいま渡りました。」
午前6時頃からでき始めた行列。
名物の「かき揚げ」目当てに、並んだ人は300人に達しました。
Qいかがですか?
最前列の客(島田市民)
「うれしいです。早く食べたいです。 (見た目は)ずっしりです。」
並んでいた客(富士市民)
「6枚+6枚で12枚、最大(購入数)で買いました。」
Q これから生桜えびを買って…
「そうです。 (桜えびなど)1年分仕入れて帰ります。」
並んでいた客(静岡市民)
「もうこのまますぐ食べます。」
早速、できたてのかき揚げをパクり。
並んでいた客の子供たち(静岡市民)
「うまい」
並んでいた客(静岡市民)
「お酒によく合います!2時間待ったかいがありました」
他にも、小分けにされた30グラムのサクラエビが無料で振舞われるなど、来場者も静岡の海の幸を思う存分堪能しました。

由比港漁業協同組合 大石達也組合長
27回目の開催となったイベントですが、今シーズンの漁は天候の影響を大きく受けたといいます。
由比港漁業協同組合 大石達也組合長
「ここ2、3年は少ない数字なんですけれども(今年は)確か去年より少し少ないですよ。」
5日に終了した今年の春漁は、波や風の影響などで思うような出漁ができなかったといいます。」
市によりますと、由比漁港と大井川港を合わせた漁獲量は292.6トンとなり、去年の同じ時期に比べて47.4トン減りました。」
(由比漁港 216.7t 大井川港 75.9t)
2018年の記録的な不漁以降、由比漁港では自主規制を行うなど、資源回復に着手。
秋漁以降は漁獲量の増加にも期待を膨らませています。
由比港漁業協同組合 大石達也組合長
「ここでしか獲れないもので日本の誇りと言っても過言じゃないだろうと特産品ですので、今後も大事に次世代に繋げるように漁業関係者と協力してやっていきたいと思います。」
