備蓄米の販売が進む中銘柄米の「買い控え」が さらに価格の下落も

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林輝彦アナウンサー
「静岡市内のスーパーのおコメ売り場です。4000円台のお米の中でも価格が低いものはすべて売り切れているんですが、高いものは残っています」

 備蓄米の販売が徐々に進む中、今起きているのが銘柄米の“買い控え”です。

ヒバリヤ営業本部 山岸達也部長
「特に単一銘柄米、単価が高いお米は買い控えが出ているのかなと感じています。数量確保が難しい状況だったんですけど、ここ1~2週間ぐらいは残っている状況が見受けられます」

 こちらのスーパー、コメの納品は月曜日の夕方。

  そのため、しばらく前までは、納品日にはどの商品も売り切れていましたが、今は5キロ4500円を超える銘柄米を中心に、在庫に余裕が…。

 5月と比べ、2割から3割ほど売り上げも落ちているといいます。

 買い物客に聞いてみても…。

Q備蓄米が出るまで待とうかなという気持ちは?

買い物客 静岡市民70代
「ありますよ。4000円以上じゃ買う気になりませんよ」

買い物客 静岡市民50代
「5キロで4000円じゃないですか、高くて買えないから」

Q備蓄米を待ちたいなという思いは?

「あります」

 一方で、直近のコメ価格をめぐり、ある変化が起きているそうです。

ヒバリヤ営業本部 山岸達也部長
「若干ブランド米の仕入れ値が低くなってきていて、今はたぶん仕入れの問屋で、ある程度抱えていたものを備蓄米もあって、少し原価を下げているのかなという感じです」

 先週から、一部の銘柄米の仕入れ価格が、5キロあたり100円から200円ほど下がっているといい、それに伴って、店頭価格も引き下げたそうです。

 店では随意契約の備蓄米を今週末にも販売する予定で、
消費者のニーズに応えたいと話します。

ヒバリヤ営業本部 山岸達也部長
「備蓄米が入ってくるということで、お客様は安いお米を望んでおられる方がいらっしゃいますので、需要に少しでも応えることができるのかなと期待している」