【リニア新幹線工事】鈴木知事が「大きな山を越えた」と評価　県とＪＲ東海との間で水資源に関する問題の対話が完了したことを受け

　リニア新幹線工事をめぐり、県とＪＲ東海との間で水資源に関する問題の対話が完了したことを受け、鈴木知事は「大きな山を越えた」と評価した。

　リニア工事を巡っては、２日に開かれた県の専門部会で、大井川の水資源に関する議論が終了。これを受け鈴木知事は１０日の定例会見で、「一番大きな争点もなっていた（水問題の）対話が終了し、大きな節目を迎えた」と評価した。

　今後、専門部会では「生物多様性」と「トンネル発生土」についての議論を進める。

　鈴木知事は、流域市町の住民理解を得るため、「丁寧な話し合いの中でスピード感を持って進めていきたい」と話した。

　また、秋に行われる南アルプスの生態系に関する現地調査について、「１つ大きな山を越えているので、（調査にかかる）時間を短縮できるように頑張りたい」と述べた。