男性の育児休業の長期取得を支援する制度を活用した静岡県民は264人で、計897万円あまりを支給したと静岡県が発表
静岡県は、2024年度、独自の取り組みとして行った男性の育児休業の長期取得を支援する制度を活用した県民は264人で、計897万円あまりを支給したと公表しました。
県は、2024年度、28日間までの取得を対象に「男性育児休業取得応援手当」を支給。子どもの出生日から8週間以内に、14日以上の育児休業を取得していることを条件に、上限5万円を支給しました。
その結果、平均支給額は3万3000円あまりで、手当を受給した人の育児休業の取得日数は、平均39日だったということです。
県は、2025年度から全国初となる男性の育児休業の長期取得(29日以上)を促進するための手当を新たに創設しています。
県が創設したのは「男性育児休業長期取得応援手当」で、対象者は、県内在住で中小企業等(従業員数300人以下)に勤務している人などです。子どもの出生日から8週間以内に、29日以上の育児休業を取得していることが条件で、賃金日額×29日以上の育児休業取得日数(上限28日間)×13%が支給されます。(上限5万円)
制度は、2025年度から国が28日間までの出生後休業支援給付を開始したことを受けたもので、県は、女性に偏りがちな家事・育児を分担し、仕事と子育てを両立できる社会の実現に取り組むことを目指しています。
