スーパー「最初安かった輸入米が上がってる」 飲食店「値上げしないと生活できない」 今年の静岡コメ事情①

伊地健治アナウンサー:「富士市内のスーパーマーケットに来ています。備蓄米の放出などで価格が下がってきたといわれるお米ですが、現状はどうなっているのでしょうか? 実際に見てみます」
静岡県東部に10店舗を構えるスーパーを覗いてみると・・・
伊地アナ:「こちらがおコメ売り場です。もう今年の新米が入っているんです。千葉県の五百川というおコメです。5キロで4611円で販売されています」
他にもコメ売り場には銘柄米やブレンド米、輸入米あわせて10種類以上がならんでいます。
伊地アナ:「いま見た感じ、売り場にびっしりと並んでいる。少ない時はいつごろ?そして何種類ぐらいでした?」
ポテト中里店 工藤哲也店長:「2~3カ月前は商品が2点3点、なくなると欠品。大体1カ月前から商品が入るようになった」

全国のスーパーのコメ5キロあたりの平均価格は、前の週より4円安い3585円。9週連続の値下がりです。しかし銘柄米については前週よりも3円値上がりしています。

伊地アナ:「ブレンド米も種類価格色々ありますが、もっとも安いブレンド米、いろんな銘柄のブレンドした複数原料米は5キロで3855円。そして銘柄米は秋田こまちは4611円、新潟県の新之助4935円、驚きなのがこれまで5キロの袋しか見なかったが10キロの袋が出てるんですね、これは新潟のコシヒカリ、10kg8607円で売られています。 10キロ袋を買う人も増えてきているということでしょうか?」
備蓄米については8月から販売できる予定だそうです。
伊地アナ:「やっぱり備蓄米の放出が始まってから増えた?」
工藤店長:「そうですね、いまは値段的に海外のカルローズ米、ベトナム米が動きがいい。アメリカ産のカルローズ米5kgで2991円、これ以外にもベトナム産ジャポニカ米、短粒種ですね、少し粒が小さいが5kg2991円で売られています」
安さが魅力の輸入米ですが、実はこちらにも変化が起きているそうです。
工藤店長:「最初入ってきた時は安かったですが、少しずつ少しずつ上がっている。供給が間に合わなくなって、値段が上がっている」
コメ全体としては供給量が増えているものの、値下がりの傾向はまだないといいます。

飲食店「背に腹は代えられず値上げ」
そんな中、飲食店の状況は?
こちらはとんかつが人気のお店。ランチタイムにはごはんが食べ放題です!

器いろ店主 飯田功さん:「背に腹は代えられないから値上げした。今までは1700円でしたが、税込みの2000円にした。さすがに自分たちの生活できない」
扱うおコメは静岡県産のコシヒカリ。食べ放題を継続するため今年2度目の値上げを決めたそうです。
飯田功さん:「報道でいうような落ち着き方は一切見受けられない。おととしまでは新米がきたとかあったけど、今年はそれがわからない」
気になるのは今年のおコメ。
