防災の日にあわせ、静岡県庁や静岡市役所で南海トラフ地震を想定した訓練を実施 国と自治体の連携を確認

9月1日は防災の日です。静岡県庁や静岡市役所で南海トラフ地震を想定した訓練が行われました。
県は国が防災の日に合わせて行った本部運営訓練に参加しました。訓練は和歌山県沖を震源とする最大震度7の南海トラフ地震が発生したという想定で、国と自治体の連携を確認する目的です。
鈴木知事は大津波で多くの県民が流されたことや、伊豆半島で孤立集落ができたことを石破総理らに報告し、支援を要請しました。
●鈴木知事:
「人命救助のため緊急消防援助隊、警察災害派遣隊自衛隊に加え、DMATなどの医療チームの早急な派遣をお願いします」
一方、静岡市は災害対策本部の運営訓練を行いました。午後5時に南海トラフ地震が発生したという想定で1時間後に難波市長が市役所に到着しました。
●難波市長:
「これから夜になるので市内全域で停電になっているので、今のうちに行える作業をやっていくこと」
難波市長は安否不明者を確認し、リストを作成して公表するよう職員に指示。職員はそれぞれの持ち場で自分の役割を確認していました。
●静岡市 難波喬司市長:
「発災してからすぐ夜になるがその日は中々救命救助はできない。次の日の朝からすぐに救助をしていかないといけない。そのための準備をどうするのかまだまだ今回の訓練では甘かった」