自民党静岡県連の井林辰憲会長「潔く結果責任を決断された」~石破総理の辞任会見を受け
石破総理が7日、記者会見で辞任する意向を表明したことを受け、自民党静岡県連の井林辰憲会長は「潔く結果責任を決断された」と話した。
石破総理は7日、緊急の記者会見を行い、辞任する意向を正式に表明した。
石破総理は会見で「この度、私は自由民主党総裁の職を辞することにした。選挙結果に対する責任は総裁たる私にある。米国関税措置に関する交渉に1つの区切りがついた今こそがその然るべきタイミング」と語った。
これを受け、自民党静岡県連の井林県連会長は、静岡朝日テレビの取材に対し、「政策面では総理に一生懸命やっていただいたと思う」と評価。
一方で、党本部が衆院選で非公認となった候補者が代表を務める政党支部に2000万円を支給したことや、石破総理が衆院1期生議員に土産名目として1人当たり10万円相当の商品券を配布したことなどを挙げ、「政治と金の問題により選挙で敗北に追い込まれたことは事実だと思うので、潔く結果責任を決断された」と話した。
静岡県連は6日、国会議員や県議、支部の代表者らが集まる総務会を開き、県連として総裁選の前倒しを要求する方針を決定していた。
井林辰憲県連会長
「正直、私どもの議論、答えを出す前にご決断いただきたかったなというのは偽らざる本音」
一方で台風15号の影響で、5日に牧之原市などで発生した突風被害を受け、「なるべく早く新しい体制を取るとともに、現体制でも速やかに復旧して欲しい」と求めた。
新たな総裁については、「党の分断は深刻」だとして「1枚岩にしてまとめ上げられるリーダーが今まさに求められている」とした。

総裁選前倒しを要求する立場を示していた深沢陽一衆院議員と、若林洋平参院議員も取材に応じた。
深沢陽一衆院議員
「自民党を混乱させないという意味では、責任というものを果たしていただいたのかなと、ほっとしているところが正直なところ」

若林洋平参院議員
「石破総理だけの責任ではなく、総理をおろすということでもない。総理も含めてリスタートという形になれば、それは当然のことながら、納得できる。もっと早ければよかったと思うが、最終的に決断いただけたのは英断」
