田久保前市長への退職金支払い当面見合わせを検討　刑事告発され「在職中の行為で犯罪の疑い」　静岡・伊東市

　学歴詐称問題で失職した田久保真紀前市長の退職金について、静岡県伊東市は支払いの当面見合わせを検討していることを明らかにしました。

　田久保前市長は、自身の学歴詐称問題の対応をめぐり、市議会の百条委員会から刑事告発され、２度の不信任決議を受けて失職しています。

静岡・伊東市　近持剛史企画部長：「市長の退職金１９２万３７５０円につきましては、現在は支払っておりません」

　市は、田久保前市長の退職金について、在職中の行為で犯罪の疑いがあるとして、条例に基づき、支払いの当面見合わせを検討していると明らかにしました。

伊東市　近持剛史企画部長：「何か意見があれば伺いたいと通知を差し上げましたけど、（田久保前市長からは）『その通り進めてもらっても構わない』というような文章をいただきましたので、こちらの調査を踏まえて検討していきたいと思っています」

　市は退職金の支払いを見合わせるかどうか、今月中に決めるということです。田久保前市長が拘禁刑以上になると退職金は支払われないということです。