“中国依存”解消できるか…6000mの海底からレアアース泥の採取に成功 大臣「コストダウンが課題」

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 1月12日、静岡市の清水港を出航した地球深部探査船の「ちきゅう」。向かった先は、静岡からおよそ1900キロ離れた、日本で最も東に位置する、南鳥島。周辺には、推定およそ1600万トンものレアアースが埋まっているとされています。

内閣府プログラムディレクター 石井正一さん:「(レアアースの)中国による供給停止が今回また起ころうとしております。しっかりと研究開発をスピードアップしていく必要があるのではないかと思っています」

 スマートフォンや電気自動車などハイテク製品に欠かせない重要資源である、「レアアース」。供給力で世界的に圧倒的な優位性を持つ中国は、レアアースを“外交カード”として使ってきました。“中国依存”からの脱却のために求められるのが、レアアースの国産化。世界初の重要プロジェクトを担うのが、清水港を拠点とする、探査船の「ちきゅう」です。

 海底およそ6000メートルまでパイプを伸ばし、海水を送り込むことで、海底で固まっている泥を崩し、泥水の状態で船に引き上げます。

“中国依存”解消できるか…6000mの海底からレアアース泥の採取に成功 大臣「コストダウンが課題」

 1月30日に最初の回収作業をスタートし、1日未明、最初の泥が船の上まで引き上げられたということです。この容器に入っているのも、レアアースが含まれた泥。国産化への重要な第一歩です。

 経済安全保障と科学技術政策を担当する小野田大臣は、3日の会見で…。

小野田紀美 経済安保担当大臣:「プロジェクトの節目として、水深約6000mという極限環境から無事にレアアース泥が上がったことを喜ぶとともに、引き続き精力的に研究開発と技術実証を進めてまいります」

Q.採掘は第一歩だと思いますが、課題と今後どのような対策が必要か
A.「将来的な産業化のためには、レアアース泥の採取にかかる費用の大幅なコストダウンが重要であると考えております。また、採取するのみならず、そこから製錬してレアアースを取り出すための一連のプロセスの確立も重要です」

 2027年2月には、本格的なレアアース泥の回収を始める予定です。

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